Synology NAS DS215jのvolumeにdiskを追加して、SHRで冗長化する手順を残したので、以下に記述します。
事前準備 新ディスクを入れる
DS215jはホットスワップに対応していないので、電源を落として新しいハードディスクを追加します。 追加したら、電源を入れます。
SHRを構成する
以下はSHRを構成する方法です。
ストレージマネージャ起動
ストレージマネージャを起動した状態。 HDD/SDDを選択しています。
ディスク1: 既存のディスクで、ディスク2が新しく入れたディスクです。 この画面ではわかりませんが、volumeはDS215jの初期値であるSHRで構成されています。
ディスク2: ディスクが追加されたばかりなので、「非初期化」となっています。
volumeに追加する
左のメニューからボリュームを選択し、右ペインにある「管理」のボタンを押します。 そうすると、以下のようにウィザードが表示されます。 「ハードディスクを追加してボリュームを拡張する」を選択します。
どのディスクを追加するかを求められるので、新しいディスクを選択します。
手順はこれで終わり。 とても簡単です。
データの同期
上記の手順の作業が終わるとともに、データの同期が始まります。
ミラーリングのような構成になるのかな?過去からあったディスク1から新しいディスク2へのデータコピーが始まります。(厳密に言うと、それ以外の情報もコピーしているようでした。)
3TBのディスクにほぼフルでデータを格納していまして、データ同期は約9時間半かかりました。 平均すると、1TBあたりは3時間ちょっとかかるという見込み時間です。
同期している時間はNASにあるデータは使えますが、ファイルへのアクセス速度は遅くなります。 ちょっともっさりする感じですが、ファイルの参照ぐらいならそれほど気にならないと思います。