せっかくmuninを導入したのでもう少し色々なものを監視しようと考えました。
そこで、muninからSynology NASのDS215Jの監視をすることにしました。以下、手順です。
synology NAS ds215j側の設定
コントロールパネルのSNMPにて、SNMPを有効にします。コミュニティ名は面倒なので、一般的なpublicにしています。ほんとうは変更した方が良いと思いますが。
hostsの登録
特別hostsに記述しなくてもよいと思いますが、運用が楽になりそうなので、hostsに登録しました。
# vi /etc/hosts
192.168.1.11 ds215j
使用できる項目の取得
使用できる項目を以下で取得します。
munin-node-configure --shell --snmp ds215j --snmpversion 2 --snmpcommunity public
シンボリックリンクに登録
上記の出力結果をパイプでshに渡します。
munin-node-configure --shell --snmp ds215j --snmpversion 2 --snmpcommunity public | sh
vi /etc/munin/munin.confの編集
munin.confを編集します。
# vi /etc/munin/munin.conf
[ds215j]
address 127.0.0.1
use_node_name no
use_node_nameでひっかかって、うまく動きませんでした。yesだとグラフに名前が表示されませんでした。表示させるにはnoです。以下の記事が参考になりました。
addressは必ずMuninが稼働しているマシンのIPアドレスを設定します。監視対象のアドレスではありません。 またuse\_node\_nameはnoにすること! yesにすると監視対象ではなく、自マシンのホスト名が表示されます。(https://www.lonnie.co.jp/network/munin-snmp/)
muunin-nodeの編集
# vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
[snmp_ds215j_*]
env.community public
env.version 2
munin-nodeの再起動
munin-node を再起動する。
systemctl restart munin-node
困ったときに活用したこと
プラグインの動作確認
munin-run プラグイン名
直接シェルを動かすのもいいですが、上記でプラグインを起動できます。
作ってみて
上記の手順だと、ディスクの温度を監視することができません。NASのディスク温度も管理したいところ。
参考にした記事
以下の記事を参考にしました。ほんと、先人達の知恵に感謝です。
- snmpを使ってMuninで監視 | Lonnie&Assocites co.,ltd.
- サーバー関係|Munin で SNMP 対応機器を監視する | YuhisaNetworks
- muninでSNMP監視 - litediary
- Using SNMP plugins — Munin 2.999.8-_HEAD-2018-06-20-c279-ge9d155b documentation
synologyのnasについてのMIB
今回の手順では使用しませんでしたが、以下を参照するとディスク温度もSNMPで取得できそうです。