東京生まれHOUSE MUSIC育ち

悪そうな奴はだいたい友達なの?

ラグビー観戦のポイント-なぜ、相手にタックルされると分かっていながら突っ込むのか


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ラグビーで相手がいるのに突入していく

これもよく聞かれます。スクラムからボールが出て、相手がそこにいると分かっていながら突っ込んでいくプレーがあります。

実はこれ、わざとなんです。戦術なんです。
タックルされたりして、できる密集をラックだとかモールだとかと呼びますが、ひとくくりにして「ポイント」と呼びます。このポイントを意図的に作るんです。

2019年9月26日追記:この「ポイント」は最近では「ブレークダウン」と呼んでますね。

ポイントを作る目的


その目的は何か?色々あるんですが。大きく2つかな。

理由1:相手ディフェンスの人数を減らす


1つ目。相手を巻き込んで、ディフェンスの人数を減らすことが大きな目的です。
タックルしてきた相手がポイントの中にいると、ディフェンスの人数を一人減らせます。複数人を巻き込めればラッキーです。

理由2:オフサイドラインを形成する

2つ目。オフサイドラインというのを形成します。
オフサイドラインを形成することで、攻めやすくなります。オフサイドにいる選手はプレイをすることができないので、その分相手の人数が減り、攻撃しやすくなります。

意図的にポイントを形成することで、味方フォワードの集散を迅速化することができます。一次攻撃となるスクラムやラインアウト時はサインでどこにポイントを作るかあらかじめ決めておくのです。攻撃時、特に6番、7番のフランカーやNo.8はこのサインの通りに動きます。

そうすると、味方がポイントに早く集まることとができます。ポイントに味方が速く集まると、ボールを獲得できる可能性が高まるのです。

そんな感じで、意図的にポイントを形成し、できるだけボール保持率をあげて、トライのチャンスを増やします。

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