以下の記事に反応。
「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来(稲田 豊史) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
私はテレビ番組は録画して観ることが多く、リアルタイムで観ることはほとんどないです。録画を観る際は、ほとんど早送りで観ています。倍速再生ではなく、早送りです。なので、情報番組やバラエティは観ている時間がとても短いです。
例えば、土曜日に放送している「王様のブランチ」を毎週録画しています。「王様のブランチ」は9:30から14:00の放送しており、録画時間としては4時間30分になります。ですが、欲しい情報だけをピックアップして残りは早送り飛ばしているので、実際に観ているのは20分ぐらいです。情報番組は画面の情報が多く、画面の右上や左上に放送している内容がわかるようになっています。「極上○○グルメ」とか「快眠グッズ特集」とかの情報があるので、その情報を参照して観るのか、観ないのかを決めたりしています。
情報番組やバラエティと同じように、ドラマは早送りで観ることが多いです。全てのドラマがそうだというわけでは無いですし、映画はあまり飛ばさないですが。
「すべてをセリフで説明する作品」の多くなったのが、早送りする理由です。上記の記事だと、説明してくれるから倍速再生で十分という理由でしたが、私はそういう理由ではないです。説明のセリフが嫌だからです。「いいよ。そこまで言わなくて」と思うので、飛ばしてしまうのです。
百歩譲って「ストーリーさえわかればいい」のだとしても、その飛ばした「10秒」の中に、ストーリー上重要な伏線になるカットが一瞬だけ挟まれていないと、なぜ観る前から断言できるのだろう。彼らはエスパーなのか。あるいは、「数秒後に何も起こらないことくらい、その直前の状況から簡単に予想できる」と踏んでいるのだろうか。
妻にも同じようなことを言われます。しかし、重要な伏線が含まれているなんて、ほとんど無いです。飛ばせるドラマは飛ばせます。
一方、ちゃんと作られているドラマは飛ばせないです。ちゃんとみせてくれるようになっているので、飛ばすことができないんです。
2021年冬のクールでいうと、綾瀬はるかと高橋一生の「天国と地獄」はしっかり作られており、飛ばせなかったです。
飛ばせるドラマとして「オーマイボス 恋は別冊で」において、玉森裕太が犬になったりするように、一気にリアリティラインが崩れるシーンは遠慮なく飛ばしていました。