東京生まれHOUSE MUSIC育ち

悪そうな奴はだいたい友達なの?

「私をサウナに連れてって」と「恋せぬふたり」を同じクールに観れる幸せを噛みしてめている


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タイトルに書いた通り、「私をサウナに連れてって」と「恋せぬふたり」を同じクールに観れる幸せを噛みしてめています。

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Photo by HUUM on Unsplash

テレビ東京の恋愛リアリティーショー「私をサウナに連れてって」

サウナが好きで、録画サーバには「サウナ」と言うキーワードがあったら自動で録画する設定となっています。

そんな設定で録画されていたのが、テレビ東京で放送している「私をサウナに連れてって」と言う番組です。

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番組タイトルから分かるように「私をスキーに連れてって」をオマージュしています。バブル期のようなキラキラ感を出したいのか、お風呂だし「泡」とかけているのかななんて想像しています。

恋愛リアリティーショーっていうカテゴリーなのかな?「ととのった勢いで告白する」というのがサブタイトルになっています。

この番組を放送しているテレビ東京といえば、「サ道」です。「サ道」はSeason2も放送されたくらい好評で、私も好きで毎週観ていました。原田泰造が様々なサウナ施設で黙々とサウナを堪能している様子が良くて、本当にサウナが好きだという感じが伝わってきて、放送されたサウナ施設はメモしてました。

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一方、今放送されている「私をサウナに連れてって」では、サウナと恋愛という2つの異なるものを結びつけています。「ととのっていれば、告白にOKが出やすいのでは」という安易な発想が素晴らしいです。告白タイミングではアクリル板を設置して、感染対策もバッチリ。サウナ内はアクリル板とか無いまま話しているようですが、サウナ内なら許されるんでしょう。告白タイミングでの感染対策は問題なく実施してますという世間のアピールというメタ視点から楽しめる演出もあります。「ここで突っ込んでください」的な意図が見えるので冷めてしまいますが、それらをひっくるめて楽しむのがサウナファンの視点なんだと思います。

上記のような観点で見ると、「恋愛リアリティショー」というジャンルではなく「サウナ・バラエティ」という新しいジャンルなのではと思えてきます。

NHKドラマ「恋せぬふたり」

そして、NHKドラマ「恋せぬふたり」が素晴らしい。

www.nhk.jp

恋愛至上主義的なこの時代の「生きづらさ」をちゃんとドラマとしてエンタメに昇華しています。まだ第2話を放送したところですが、恋愛するのがそこまで標準的なことなのかという、世間的な常識に疑問を投げかけている、良作だと感じています。

私の青春期はバブルの終わりかけです。ですが、そのころに植え付けられた恋愛至上主義とかモテ至上主義がどうしても抜けきれないのです。そんな自分でも恋愛だけが全てではないとは理解できます。恋愛するのも自由、恋愛しないのも自由、その自由を侵害してその人を生きにくくするのはやってはいけないと思うのです。

2つを同じタイミングで鑑賞できる幸せ

この真逆な方向に振り切ろうとしている2つの作品を同じクールに鑑賞できるというのは、幸せなことです。

私はその幸せを噛み締めています。