早稲田大学で行われた学園祭「早稲田祭」へ行ってきました。 (下の写真は大隈像)
お目当ては、ダンスサークルW.U.Bのショーです。一緒にチームを組んだり、共にダンス合宿へ行った小ワカバちゃんが出演するとのことで、その勇姿を目に焼き付けようと勇んで行ってきました。
会場が15:45、開演が16:30だったのですが、13:00過ぎぐらいに到着。昼食をかねてショーの開始前に模擬店でたらふく食べてやろうと思って(^^
と、意気込んで行ったはいいのですが、想像していた以上に人が多い。少し移動するのにも一苦労だし、模擬店で何かを買おうにも並んだりしなくてはならずで、ちょいと疲れました。。。
とは言いながらも、食べましたよ。
定番の、じゃがバターから始まり、もつ鍋、しゃけ鍋、トーストにアイスクリームが乗ったものまで。
その他食べたもので異色だったのは、エジプト研究会が出していたエジプト料理「シャワルマ」でした。シャワルマとはマトンをパンで挟んだ料理で、トルコ料理のケバブに似た感じ。おいしかったです。
模擬店で出されているものって、量や味を考えると割高だと思います。しかし、学園祭という「祭」の雰囲気に負けてしまい、ついつい買わされてしまうんです(笑)
関係ないのですが、「予想外のおいしさ」とかソフトバンクモバイルのコピーを使っている団体が多かったです。たぶん、1年前だったらライブドアのあの言葉が使われているのかなと、感慨もひとしおでした。
キャンパスを歩いていると、あいのりで観たと思われる「バンザイ同盟(バンザイ同好会?)」の方々も声を張り上げて「バンザイ」を叫んでました。
また、なぎら健壱が講演するというのもありましたが、時間がなかったので断念。リアルな「チンカチンカの冷やっこいルービー(from 細かすぎて伝わらないモノマネ)」を聞きたかったです。
そろそろ、時間かと思い開演1時間前の15:30ぐらいにショーを行う場所である、記念会堂へ移動しました。
記念会堂の前に到着してビックリ。もう並んでいる人がいるんです。ざっと数えて100人ぐらい並んでます。
「出遅れちゃいけない」と思って、イソイソと列に入るボクでした。
ここで、ちょっとだけ、W.U.Bの紹介。
W.U.BとはWaseda University Breakers(表記はWaseda University Breakerzと最後のBreakersのsがzになっている場合もあり)の略です。
実は、W.U.Bは個人的に思い入れのある団体なんですよねー。
ここから輩出されたブレイキングチーム「ワセブレ」はBOTYで世界第2位になったことは、ブレイカーなら記憶にも新しいと思います。
また、現在も現役バリバリのコロールさんやワカタケさんも学生時代からここで活躍されていましたし、以前SAMさんがやっていたダンス番組「RAVE2001」に出場したチームもありました。
とても大きなダンスサークルで、この日の出演者は222人(数字はうろ覚え)とのこと。インカレという形式を採用しているので、早稲田大学だけでなく、他大学も入会することが可能なんです。
話をショーに戻して。
ショーは若干の押しで開始。
「縦割り」と「横割り」というカテゴリーでショーは構成されていました。
「縦割り」とはジャンル別に構成されています。学年という枠を取っ払って、ハウス、ロック、ポップ、ガールズ、ヒップホップ、ブレーキンといったジャンル毎にショーをみせて行きます。「横割り」とは各学年ごとに構成されたショーです。いろいろなジャンルが混ざっていて、各学年のカラーを前面に押し出す構成でした。
ハウス
ハウスはオープニングの次でした。ダンス合宿でも教えてもらったアフリカン・テイストな踊りからスタート。
実際に自分が踊ったことのある振りだけに、「なるほど、こういう風に踊ればいいのね」と妙に納得してました。
そんな、ワカバちゃんはセンターで踊ってましたよ!最前列のど真ん中。そんなワカバちゃんが、いつもより輝いて見えました。
ステージ狭しと展開される構成と、出演者のダンススキルがみんな高いので、ただただ圧倒されて観てました。
上の写真はハウスのショーの写真。
ハウス以外で印象に残っているのを挙げると。
3年生
「横割り」として、ショー全体のトリを飾った3年生チーム。
曲はMCハマーのリミックス集だと思います。U cnan't touch thisやprayといった彼の名曲を4曲程つないでいました。
これはほんとに素晴らしかった。ショーとして、見せ方を心得てらっしゃる。
群集になったかと思いきや、各ジャンルのいいとこドリのルーティーンを少人数で見せる。そしてまた群集。メリハリのついた構成はとても楽しめました。
何より、個人個人の踊りにも余裕があるし、踊っている人達の表情が豊かでした。
「ダンスの楽しさを伝えたい」という目的は十分達していたと思います。
また、3年生はこのステージが最後ということもあり、「これで最後。全部出し切ってやろう。」という気持ちみたいなものも伝わってきました。
こういう「熱さ」って、日常ではなかなか感じることがないですし、ボクのような年齢になるとさらに遠ざかってしまいます。なので、この「熱さ」はとても良い刺激になりました。
写真はエンディングでの挨拶。
ロック
群集で踊るには、ほんと適した踊りだと思います。そして、みんな楽しそうに踊ってました。
ロックはそのダンススキルよりも、踊っている人の顔を見てしまいます。自分のダンスの見方なわけですが、いわゆる「顔で踊っている」人に目がいってしまうのです。笑顔だったり、コミカルな表情を作っている人を目で追いかけてしまいます。
特に、よくセンター付近で踊っていた女の子が好み。スキルは当然ありましたが、何よりも表情が良かった。ああいう表情で踊られると、見ているこっちまで楽しくなってきます。
1年生
途中で出てきたレゲエで、センターで踊っていた女の子はうまいなーと思ってみてました。
あれは、自分で振りを付けたのかな?
ちなみに、この日の観客は3000人を超えたというアナウンスもありました。入場規制がかかっており、4000人に達したのではないでしょうか。
思い入れのある団体だけに、残念だったと思うこと。
オール・スタンディング
オール・スタンディングはちょっと厳しいかなと思いました。
ボクが観ていた周囲に小さい女のお子さんがいたのです。彼女は背が小さいので、ステージが見にくそうだったし、ずーっと立っているのもつらそうでした。
出演者の保護者の方もたくさんいらしていて、その方達も同様に立っているのがつらそうでした。
公演時間が90分。待ち時間を含めると2時間30分ぐらい立っていることになりますから。
そういう方達用の椅子や2階席のようなものが用意してあると、もっと観やすかったと思います。
もっと、ソロが観たかった
これは、モロ個人的な趣味です。
もっとソロが見たかったです。特にブレーキングのソロが見たかった。
ショーのバランスを考えてのことだとは思うのですが、W.U.Bと言えばやはりブレーキングだと思うんです。ルーティーンのでの見せ方はいろいろと工夫を凝らして面白いものだったんですが、それだけにソロが少ないのが残念でした。
個人的な趣味からの要望だということは重々承知ですが、次回はガシガシのソロを観たいなー。
と、最後は辛口なことを書いてしまいましたが、、、。
無料で、しかもこれだけクオリティの高いショーを観れてとても満足でした。良い刺激も与えてもらいました。
最後の挨拶で、練習場所の確保が難しくなってサークルの存続が危ぶまれるとありました。その問題をなんとか解決して、来年もこのような楽しいショーを観れるのを期待しています!