2012年の自分的音楽シーンで衝撃だったのは、ファンコットとの出会いです。
DUGEM RISING: ファンコット総論 2012の記事で高野さんが書かれているように、アガるジャンルの音楽です。
確かにこれまで自分が好んで聴いてきたハウスとは趣が異なってます。 まだ自分の感覚だと、「ダサい」とは思いますが、それでも面白いです。 (全く新しい音楽というよりは、ハウスやエレクトロの延長にあるこものだと理解しています。)
以下はラジオで放送された音源です。つなぎの技術が確かなので、とても聴きやすいです。 疲れた時によく聴いてました。 5分過ぎからの「ガンダムスタイル」の歌詞にガンダム愛を感じます。「ザビ家」の掛け声が好き。 10分過ぎの曲はダサくなく、カッコイイです。
ファンコットとは 90年代中頃、欧米のハウスミュージックの影響を受け、インドネシアでは大衆歌謡のジャンルであるDangdut(ダンドゥット)のRemixが流行する。初期は4つ打ちのRemixと非4つ打ちのRemixが混在していたが、とある時期にBarakatak(バラカタ)というグループの「Bergoyang Lagi」が大ヒットする。 この曲のビート(ファンキービート)が現地の人々の心を捉え、ジャカルタのコタ地区を中心に流行。様々な曲に使われていく中、2000年頃には遂にファンキービートの勢いが4つ打ちを打ち負かし、Funkotとして定着していった。 もともとはFunky Kota(ファンキーコタ)と呼ばれており、日本に初めて伝わった時はこの名前で呼ばれることが多かった。 それ以外にもFunky House Kota、Indonesia House、House、Funkyなど、いくつかこのジャンルを指す語があったが、現在ではFunkotがほぼ正式名称として扱われている。 インドネシア国内で局地的に流行しており、これまでほとんど国外に出てくることが無かった。 他の様々なジャンルから要素を貪欲に取り入れ、現在もなお進化を続けている。 黎明期から活動する伝説的DJに「JOCKIE SAPUTRA」「DJ TOMMY FAN'S」「CRAZY SANDY」がいる。 主な特徴 BPMが180~190という非常に高速なテンポ。DJプレイ時にはBPM190~200あたりに上げてプレイされる。 独特の「ドッタドッドタ!」といった感じのビート(ファンキービート)。 太い定型ベースライン。音色は3つほど重ねて作られているらしい。 サンプリングボイスを多用する。「アーユーレディー!」とか「ティッケー!」とか。 カウベル系のパーカッションがスッコンスッコン鳴ってる。 曲の中ほどで急激にBPMが落ちて別の曲のように変化する(ダウンビート)。 ...というものがあるが、それぞれ必須というわけではない。何よりも特徴的である点は 「カッコいい」ことよりは「気持ちいい・アガる」ことを追及したジャンルということである。