東京生まれHOUSE MUSIC育ち

悪そうな奴はだいたい友達なの?

「JUSTE DEBOUT JAPON 2007」を観て


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JUSTE DEBOUT JAPON 2007 JUSTE DEBOUT JAPON 2007

バトルイベント「JUSTE DEBOUT JAPON 2007」について、記憶に残っていることとか、観ていて思ったことなんかをメモ的に書きます。この記事「JUSTE DEBOUT JAPON 2007簡単レポ」の続きみたいなものです。

このイベントについて、もっと早くアウトプットしようと思っていたのですが、、、。

時間が空いてしまったので、記憶が薄れたり記憶が入れ違ったりしてるかも。間違いはご指摘くださいませ。

このバトルイベントのタイトル「JUSTE DEBOUT」はフランス語です。英語でいうなら「Just Upright」といった感じです。(こう見えても、フランス語は高校時代から数えると4年ぐらい勉強してました)

バトルのルールについての詳細は公式ホームページをご覧くださいませ。→公式HP

TDMの掲示板を見たら、ジャッジに近い方のコメントなんかがあって興味深いです。→TDMのBBS|教えてくださいJUSTE DEBOUT の結果!!

ボクは掲示板の方のように詳しく観ることができませんでしたので、上記のBBSを参照されるとより面白いと思います。

Lock→House→Pop→New Styleの順番で予選が行われました。予選が始まったのは12時近くぐらいかな。

ダンスの印象

Houseを中心にダンスを見た印象です。

House

Houseは勢いのある若手と呼ばる方から大御所と呼ばれる方まで本気で参加してきてました。こんな方達が一同に介するなんてめったに無いですよ。

例を挙げると、Dance Delightで優勝したSYMBOLISMのチーム、Xyonのカリスマさんとフロア技のすごいBANRIさんチーム、ALMAで活躍のPINOさんとバトル優勝経験者のKENJIさんチーム、RootsのHYROSSIさんとNADAさんチーム、PYROチーム、ZERO dbのYAN-CさんSENBAさんチーム、rootsの小林ブラザーズチーム、グラスホッパーチーム、いつもお世話になってるMeGさんチーム。

例を挙げすぎましたが、実力者ばかりが集まりました。これでHIROさんがいれば、Houseのドリームチームが作れそうなぐらいです。

特に大御所のHYROSSIさん、NADAさん、KANGOさんなどは本気で"勝つ"というテンションがビシビシ伝わってきました。それに呼応して、出演者全員の意気込みも上がっていたと思います。

いつもお世話になっているという贔屓目を抜きにしても、MeGさんはベスト8に残ると思ってました。

こんなボクが言うのも失礼なんですけど、いつものようにキレイに踊ってらしたし、衣装を効果的に使って観客へのアピールもバッチリだったと感じたからです。(ターンしてスカートをヒラヒラさせて押さえるという、マリリン・モンロー風な動き)

チーム名は忘れてしまったのですが(PIRO & TUNE(THE BADman)かな?)、最後から2番目に出てきたチームは残ると思ったんですけどね。

Lock

これも見ごたえありました。Sound Cream StepperzのYUKIさんが出てれば、勢いありまくりのGO GO Brothers、高速ロックのHilty & Boschスーパーチャンプルにも出てたBITTER BOX SISTERS、SHUFFLE。

みなさん、楽しそうに踊ってます。見ごたえありましたよ。

ボクはSound Cream StepperzのYUKIさんのLockが好きです。あの雰囲気はただものではないです。

Pop

フォーマーアクション、クースコー、TETSU & ACKEYが出てるなら熱くならないわけはありません。PopperでもあるA-BOYさんはとても興奮してました。

どの方も上手に弾いているのですが、その人らしいポッピングをしている方が残っていたように思います。オリジナリティというか、そういうのをアピールしていた方がベスト8に残った感がありました。

1分という時間

各チーム1分で自分の踊りをアピールします。ルーティーンをやってもいいし、ソロを踊ってもいいし、アピール方法は自由。

この1分というは、大きなポイントだと思いました。この時間は短くもあります、長くもあります。

矛盾した言い方ですね。

踊っている人はとても短く感じるのではないでしょうか。音を感じて、解釈して、どのような方法で自分を表現するのかを考えて、それを実践するのに1分は短いと思うんです。

しかし、逆に言うと1分間踊るのって体力的にいうととても長いのではいかとも思いました。というのも、あの場で踊るのって、1分間全力で走るみたいなイメージなんじゃないかなって想像してしまって。100メートルを全力で走って、普通の人で15秒かからないと思うので。とは言いながら、2人で踊るので「じゃあ、最初の30秒は俺ね。後半30秒は任せた」みたいに役割分担すればいいんでしょうけど。

DJについて

予選もそうですがベスト8、準決勝、決勝を通して何より思ったのは、このバトルのDJというのは難しい。ボクは初めてバトルのイベントを観たのですが、観ているだけでその難しさを強烈に印象付けられました。

LockやPopのDJを担当したBATSUさんはとても巧みだったと思います。ほとんどの人が知っているような曲をセレクトしてチームごとに曲を変えるというスタイル。1分間の途中で曲が終わることもないし、ある程度bpmも同じぐらいだし、途中のキックが抜ける部分も、どのチームも公平な感じがしました。

Houseは一定のリズムで曲をつなげるスタイル。このHouseは楽曲の難しさが出てしまったかなーと思いました。クラブでのプレイのようにしてしまうと、不公平感が出てしまうのではないかと。

途中でゲームミュージックスーパーマリオの上モノが挿入されたりする楽曲や、ブレイキングでよく使われるサンプリングをオカズに入れるような楽曲「A Bit Patchy/Switch」は踊りにくそうな印象を受けました。こういう曲はクラブで流れを作りながらプレイすると効果的なのですが、バトルは1回こっきりですから。

その音を解釈して上手に料理できればいいのでしょうけど、初めて聞いた音は表現するのが難しいと思います。また、他のチームはリズムトラックだけの踊りやすい曲だったりするので、不公平感が強くなりがちだと感じました。

誤解の無いように書きますが、当日のDJの方を批判しているのではありませんよ。

アピールする対象

なんとなくの"感覚"なのですが、どのジャンルとも審査員への過度なアピールをしているチームは残っていなかったように思います。審査員の座っている席の前で執拗なアピールをしているチームがいたんですよ。観客として観ているボクはこういうチームに対してはちょっとシラけたように観ていました。

GoGO Brothersのように観客へのアピールの方が好感を持ちました。なんとなくなんですが、「みんな、俺のダンス見てよ」的なアピールがよかったです。

長くなってしまったので、続きは別エントリで。→「JUSTE DEBOUT JAPON 2007」を観て 続き