東京生まれHOUSE MUSIC育ち

悪そうな奴はだいたい友達なの?

気になる作家:伊坂幸太郎


スポンサードリンク

本の話題です。

好きな作家はたくさんいますが、その中でも気になる作家といえば伊坂幸太郎です。
ちかごろ、新刊で「終末のフール」が発売されたのこと。が~、読みたい。
けど、他にも読みたい本がたくさんあるので、しばらくは"おあずけ"です。

初めて読んだのはグラスホッパーなんですが、会話がなんとなくお洒落な感じだな~って思ったぐらいだったんです。
次に読んだ「陽気なギャングが地球を回す」でドップリとハマってしまって、今に至っています。

ボクが感じている伊坂幸太郎作品の特徴は3つ。「魅力ある登場人物」、「伏線の妙」、「時間軸の飛躍」です。

魅力ある登場人物

魅力たっぷりの人物が登場します。ほんと、強烈な個性を持ってます。演説の達人、体内時計を正確に刻む女、亡霊を見る殺し屋、死神、レイプの末に生まれた子、大いなる嘘つきとこれでもかと言わんばかりの個性で、物語がドンドン進むんです。

伏線の妙

作中、様々なところに伏線がはってあります。それがとても巧妙なんです。あらゆるところに仕掛けられたイベントが伏線になって、最後のドンデン返しだったり、ホロっと涙を誘ったりするんです。

時間軸の飛躍

最後の「時間軸の飛躍」っていうのはボクの作った言葉なんですが、これが彼の作品の大きな特徴だと思ってます。物語に流れる時間の前後を巧妙にすり替えるんです。1ページ目から読み始めて、ページを進めるごとに物語の時間も進む、っていうのが普通だと思います。しかし、彼の場合はそうじゃないんです。知らないうちに、過去に戻っていたり、思いっきり未来に進んでいたり。
「あ~っ!そうだったのね!!!」なんて「!」がいくつもついてしまうような、"ヤラレタ感"がとても気持ちいいんです。

彼の著書で読んだ本をざっとあげてみるとこんな感じです。(順不同)過去の作品で読んでないのは「オーデュボンの祈り」ぐらいかな。



「なんか、面白い本無い?」と本をお探しの方は、伊坂幸太郎の作品を試してください。