7月5日放送アトロクのムービーウォッチメンで宇多丸師匠が評価していた「凪待ち」を観てきました。
観たのは、TOHOシネマズ新宿です。平日の夕方の回でしたが、劇場はほぼ満員でした。
監督は白石和彌です。監督の作品は「凶悪」を観た以来だと思います。
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主演の香取慎吾が良かったです。顎周りの贅肉が良い感じに年齢を感じさせる風貌に、影を感じさせる演技に違和感が無かったです。
以下が映画の予告です。この予告を観るとサスペンス的な印象を受けますが、サスペンスの謎解きを楽しむのではなく、俳優としての香取慎吾を楽しむ映画だと思います。
ムービーウォッチメンでも言及されていましたが(アトロクのオープニングトークだったかな?)、途中の吐瀉描写は本当に良かったです。あの吐き出すものは、どうやって口に入れてたんだろうと、本当に疑問です。
脇役的に登場するリリー・フランキーも良かったです。過去作である「凶悪」も良かったですし、今回の飄々とした感じも好きです。
登場人物はみんなどこか裏がある奴らばかりなのですが、どことなく憎めないというか、そういうのも救いを感じさせました。リリー・フランキーに対しても憎めなかったです。何かあったんだろうなと想像してしまって。
やっぱり、映画館は大きい画面に大きい音で聴けて良いですね。