東京生まれHOUSE MUSIC育ち

悪そうな奴はだいたい友達なの?

蘇州ベロタクシー事件


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事件というほどのものではないんですが。楽しい上海旅行でもこんなことがありました。
それは蘇州での出来事です。

この写真ですが、ベロタクシーってボクは呼んでました。
(ほんとは何て呼ぶのか不明)
べろタクシー

観光スポットのあるところに、こういうベロタクシーが客引きをしているんです。
次の観光ポイントへは距離があって、歩こうか、タクシーで移動しようか考えてまして。
そしたら、いつものごとくベロタクシーが話しかけてきました。
ボッタくられるんだろうな~と思ってたんですが、なんとなく楽しそうで乗りたかったんです。

で、交渉をしてみようと思いまして。
まぁ、会話といっても相手は中国語のみ。こちらが使える言語は日本語と英語。ちゃんとした会話は成立しません(^^;
地図を見せながら、ここに行きたいんだけど、いくらかかるんだみたいなのをジェスチャーと筆談を交えてしたわけです。
聞いたら、20元って言うじゃないですか。
高い!
その自転車には2元って書いてあるので、向こうはボッタくる気満々です。
それを指差して「2元じゃないのか」といっても、引き下がりません。
じゃぁ、やめてタクシーを使おうと、歩きだしたら10元、5元と値を下げてきます。
5元ならタクシーより安いし、いいかな~と思って、乗り込みました。

次の目的地は地図から想像してたより距離があったり、ぬかるみがあったりして自転車こぎにくそうでした。
なので、5元では申し訳ないかなと思っていたんです。ま、5元でもボッたくられているかもしれないからお互い様かな~と。

目的地について、「シェーシェー(ありがとうの意味)」って言いながら5元を払おうとしたんですけど、相手は受け取りません。
筆談を交えた会話がスタート。
相手が紙に書いたのは13元。
どうやら相手はボッたくろうとしているんです。
しかもさっきよりはるかに強気な態度です。

内心は「あ~、やっぱりそうきたか~」でした。
実は、これまでの海外旅行経験から、そうなるだろうな~とは想像でてたんです。
ホリエモン風に言うと「想定の範囲内」ってやつです。
日本円にしてもそれほど大きな額ではないので払ってもよかったのです。がんばって、かなりの距離を自転車こいでくれたし。

相手は中国語で色々言ってきます。
多分、「ここまで乗せてきたんだから払え」と言っているんでしょう。
(こういうのって、言葉は分からなくてもなんとなく目つきや態度で分かりますよね)

けど、要求している値段は13元。その13元の根拠が理解できません。
差額の8元って何なんだよ。距離に応じた超過料金か?
説明も何もなく13元払えです。

このいかにも「だまそう」とする態度が気に入らなくて。

今までの経験から、こういう時にとる態度は「素直に払う」か「キレル」です。
ボクが選択した行動は後者。
中国語はわかりませんから、母国語である日本語で「キレ」ます。
多少、若者言葉の混じった言葉で、怒りを表しました。
「うっせーな。お前、何言ってるかわかんねーんだよ。オレから金をとりたいなら、日本語か英語で話せ!」
それでも相手は何か言ってきます。
怒りの態度は示し続けなければいけません。相手の顔を指差したりして、いささかオーバーなジェスチャーを交え、約束を反故にされたことに対する怒りを示します。
「お前、5元でいいって言ったじゃん。それ以上は払わねーよ。」
まだ、相手が何か言ってきます。

結局は、もうらちがあかないと感じたので、持っていた5元を相手に思いっきり投げつけて、その場を立ち去りました。


心の中では相手が追いかけてきたらどうしようかとヒヤヒヤだったんですが(^^;


どこにでもいるんだな~とちょっと残念な出来事でした。
せっかくの楽しい旅行が。。。


海外旅行って、こういうこと多いですよね。


ちなみに、ボクはニューヨークとロンドンでヤられた経験があります(恥)
ニューヨークでは空港からマンハッタンまで行くタクシーで。
後から聞くと30$で行けたらしいんですが、初めての海外旅行、そして1人旅だったので何も分からず言い値の50$払ってしまいました。
空港のタクシー乗り場で配られているチラシをちゃんと読めば30$ってちゃんと書いてあったんですよね。自分の無知から来る失敗でした。

そしてロンドンでやられたのは、バッキンガム宮殿の前。
写真撮ってあげるよと言われて、何も分からず写真撮られました。
写真を撮られて、後でその写真を送るから住所を書けと言われて。
そのノートには日本人の名前が書いてあったので、自分もそれにならって書いたんです。そしたら、ものすごく怖い顔で20ポンドを要求されました。
この時は1ヶ月かけて1人でヨーロッパを一周しようとしていて、ロンドンが一番最初の街でした。
ものすごく不安だったし、ビビってたんです。。。
もう怖くて、払っちゃいました。
もちろん、日本に帰ってから写真が送られてくることはありませんでした。

ニューヨークの出来事は無知からくる自分の責任でしょうがないとおもったんですが、このロンドンの出来事はビビっていた自分にも腹が立ったし、そういうのを見通して騙してきた相手にも腹が立ちました。
悔しい出来事ですが、今考えるとその出来事のおかげで、ヨーローッパの周遊において良い意味の緊張感をもたらせてくれたんですけどね。


一人旅での出来事は語ろうと思えば、いくらでも語れます。
例えば、ベルギーのブリュッセルで夜中にホモに襲われそうになった事とか、フランスはマルセイユのブイヤベースとか、イタリアはローマでのサッカー観戦での出来事だとか、ナポリで何故か女の子にモテモテだったこととか。

リクエストがあったら、以前の旅の出来事でも語っていきますか。